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200年に一人 [国内ボクシング]


稀有な存在を評するとき

「〇〇年に1人」

という言葉がある。




元WBAジュニアウエルター級1位で

元日本王者だった亀田昭雄氏は


先日の井上の試合を


「申し分のない試合でした。井上は腰をよく回して、
左ジャブというよりも左ストレートを出しました。

パヤノは井上のパンチを芯でもらわないように顔をそむけ、
次の瞬間、顔を井上のほうに向けて自分が攻撃に出ようとした。

その0コンマ何秒かの間に、更に腰を入れた井上の右が入ったんです。


要するに、井上は“時間差カウンター”で相手を沈めたんですね。

もの凄く高い技術です。
“一人カウンター”と表現したほうがいいかな。
あんな綺麗なカウンターは滅多に見られないですよ」


と評価する。


https://news.yahoo.co.jp/byline/soichihayashisr/20181009-00099791/



井上のジャブ.jpg




亀田昭雄氏は具志堅の一つ年下で

協栄ジム会長の故金平正紀に

「具志堅が100年に一人の選手なら、
亀田は200年に一人の天才だ」と評されていた。


その亀田氏が自分の能力など、
井上尚弥の足元にも及ばないと脱帽しているご様子。




世間一般の「天才」のイメージは
2つあるように思う。


一つは、本人の才能は元より
努力の甲斐もあって常人離れした
パフォーマンスを披露するタイプ。




もう一つは、練習してないのに
出来ちゃうタイプ。



井上は前者で


亀田氏は後者である。







現役時代の亀田氏はジムの所属等の問題で
満足に練習ができない環境下であっても
日本では無敵の強さだった。



そして日本タイトルを8度防衛後
当時のWBAジュニアウエルター級王者の
アーロン・プライヤーに挑戦。


1Rにプライヤーからダウンを奪うも
6RTKO負けでプロ初黒星。




因みに、上山仁がバスケスに挑戦する際、
引退後6年経過している亀田氏に
スパーリングパートナーを
依頼している。


まだまだ強かったそうな。



練習してなくても出来ちゃうタイプだ。




ちなみに、「200年に一人」は
もう1人いる。




鬼塚勝也である。




1990年に大橋秀行が日本の世界戦21連敗を止めた時、

米倉会長が大橋を「150年に一人」と評した。



それに対抗してか、

1992年に鬼塚が世界を取った後、

金平会長はまた「200年に一人」と言い出した。




亀田氏を評した「200年に一人」のことは
忘れていたんだろうか。



因みに具志堅は沖縄では

100年に一人の天才ではなく
100年に一人の天然と言われているとかいないとか。




もはや井上の存在に

200年に一人なんていう手垢のついた表現は適さない。




モンスターという二つ名にさえ
収まりきらない気がする。



新しい表現が必要かも知れないな。






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